2008年10月 2日

Prodigy 7.1 XTをSolaris 10 で使うためのossのコンパイル

ふつうにoss v4.0のバイナリパッケージを入れても、「そんなデバイスIDシラネ」ってdmesgにはかれるので、ソースを一部書き換えてビルドする必要があります。

ビルドに使ったものは
SunStudio 12
SUNWgawk

当然ですが、Solarisはインストール時に開発パッケージ以上でインストールしてください。

なぜか、Stableのoss-v4.0-build1016-src-cddl.tar.bz2はコンパイルできなかったので、testのoss-v4.1-buildrc2-src-cddl.tar.bz2を使います。

基本的にはココのとおり(mercurial以外)にやるのですが…。

# cd /usr/src bunzip2 -c /tmp/oss-v4.1-buildrc2-src-cddl.tar.bz2 | tar xvf -

この後、ヘッダファイルを書き換えます。

/usr/src/oss-v4.1-buildrc2-src-cddl/kernel/drv/oss_envy24ht/envy24ht.h
の24行目を

#define SSID_PRODIGY71 0x41543136

に書き換えます。

あと、気休め程度に、
/usr/src/oss-v4.1-buildrc2-src-cddl/kernel/drv/oss_envy24ht/.devices
の10行目を

oss_envy24ht pcs3136,4154 Audiotrak Prodigy 7.1

に書き換えます。

あとはまた手順に戻り、

cd # mkdir oss # cd oss # /usr/src/oss-v4.1-buildrc2-src-cddl/configure

# gmake build

# gmake package

# pkgadd -d oss-solaris-v4.1-rc2-i386.pkg

を実行し、再起動後、

soundon

で、音が出るようになります。

が、でるのはSPDIF(デジタル出力)のみ。
私のはAudiotrak純正のProdigy 7.1 XTなのですが、SPDIF Onlyになってしまいます。
しかも、デフォルトオーディオ出力はfrontです。
なので、xmmsやmpg123等の、出力ポートを変更できるオーディオソフトを使う必要があります。

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