2007年7月23日

ブロックランプ

家具ではないけど、名作を紹介しよう。
(それ言うと、空気清浄機も家具ではない。)

ハッリ・コスキネン作 ブロックランプである。

IMG_1715.jpg

ハッリコスキネンの代表作であり、MoMAの永久展示品になっている。
ハッリコスキネンが大学時代にデザインしたもので、既に大学時代からイッタラなど、いくつかのブランドと契約していたようである。
まるで氷の中にランプが閉じこめられているようにみえるが、この形と透明度を出すためにはガラスをゆっくりと冷やす必要があり、全てハンドメイドで作られた2つのガラスの真ん中をサンドブラスターでガサガサに削り、電球感を演出している。
拙宅にあるのは、二つの大きさのうち、小さい方。
本来は15WのE12金口のクリア球が入っているが、うちでは寝るときの常夜灯として使用しているため、15Wでは明るい。
そのため5WのE12金口のクリア球に交換して利用している。
全ての電気を消し、枕元のブロックランプだけをつけていると、なかなか幻想的である。

ハッリコスキネンは、他にも「フィンランド」というウォッカのボトルのデザインも行っていたり、良品計画と契約していたり、イッセイミヤケの時計のデザインも手がけている。(無印ではお皿をデザインしているようだが、それが分かる確かな記述が見つからなかった。)

小さい方は1万円程度で買えるので、『家具』に比べると、比較的手の届きやすい名作である。

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