Bros.Fes.'97 
Table of Contents 

結果発表(TOP PAGE)
実行委員長挨拶
基本実施要項
審査方法
大会裏話

各校作品発表
室蘭工業大学放送研究会
北海学園大学放送研究会
釧路公立大学Visions
北海道教育大学函館校LABS
藤女子大学放送研究会
札幌国際大学放送部

写真館

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全道放送サークル合同発表会
Baros.Fes.'97

 北海道教育大学函館校LABSよりごあいさつ
LABS 川口佳奈子
LABS
川口佳奈子

 北海道教育大学函館校LABSです。
 教育大学は夏休みが8月、9月と変則的で、加えてお盆を目前に帰省している部員も多く、 この度、参加者は2人と少人数になってしまいました。
 私達LABSは昨年結成したのですが、活動内容としては、校内のサークルのビデオ撮影、 サークル発表会の司会、FM番組への出演、校外のビデオコンクールへの参加など多種多様です。
 FM番組では、函館のコミュニティーFM、FMいるかのラジオダンボの耳(月〜金の8:10〜8:50)という番組に出演していました。

北海道教育大学函館校LABSのホームページへ
 作品発表 函館を詠む

 パンフレット
LABSロゴ

函館を詠む

〜斜めアングル〜
 

   スタッフ     出演者
   企画林美代子   川口佳奈子
脚本川口佳奈子小笠原しのぶ土田賢
コンテ吉田トモ子森澤慎介
映像・編集寒河江翼千葉真彦
音声安部晃一林美代子
美術三上有香
協力赤石哲明
ナレーション渡辺智恵

 はじめまして!私たちは北海道教育大学函館校放送研究会LABS(ラブス)です。
本日紹介する「函館を詠む・斜めアングル」は、函館に住む私達の日常的な感動を表現したビデオ番組です。 函館の名所を視点を変えてとらえ(例:昼間の函館山,タ方の朝市…)、短歌を詠んでみました。
 実はこの作品、「第30回姫路市映像コンテスト」に出品し、初心者の部で入賞を果たしたものです。
 そうは言っても、LABSは結成から2年目の未熟なサークルです。とても威張ってお見せできる作品ではありませんが、会場のみなさんからご指導をいただけたら幸いです。なお、LABSはこの度WEBぺ一ジを開設いたしました。
URLは
http://www3stu.hak.hokkyodai.ac.jp/member/Labs/です。

こちらもまだまだ発展途上中ですが、是非アクセスして下さい。 ご意見はsagae@anna.hak.hokkyodai.ac.jpまで電子メールでお願いいたします。

 あらすじ
 観光の街として知られる函館市。その函館を観光客ではなく一市民から捉えようと、 時間をずらして観光スポットを訪れ、その情景を短歌に託している。
 たとえば、夜景のきれいな函館山を正午に登ってみたり、夕方の朝市に行ってみたりする。 観光ではなく生活のにおいを帯びた函館を見せつけてくれた作品。

 評価

学校名作品名種別 順位合計得点代表審査一般審査
教育大学函館校函館を詠む映像作品 754.548.56


 『ある日の川口の日記』より抜粋

 11月22日。晴れ。今日はつらかった。AM5:00に起きた。何年ぶりだろうか。 ダウンジャケットを羽織って私は校門へ向かった。誰も来ていなかった。 私はたばこを1本くわえながら今までの撮影について振り返っていた。
 1番最初に撮ったのは夕方の朝市だった。もう終わった朝市。活気のない朝市。 疲れきったおじさん、おばさん。初めて函館の裏の顔を見た気がした。
 2番目に撮ったのは正午の函館山。とてもきれいだった。島国日本を偲ばせる青い海。 そこに轟音を立てながら飛行機が迫ってきた。浜風に頬を打たれながら私は思った。 「低空飛行過ぎる…。」そして『函館=UFO基地』という巷のうわさが頭をよぎったのだった。
 3番目に撮ったのは午後の港。釣り人がたくさんいた。 遊びといえばゲームしか思い浮かばないような昨今の子どもらの中で、 カメラから覗く子どもらの顔は輝いて見えた。いっこうに引く気配のない釣り糸、遠鳴りする汽笛。 境目の分からなくなった水平線を見つめながら私の心もボーッとなった。
 あさってには5番目の撮影、夜の十字街が控えている。まだ短歌は考えていない。 そして今日の4番目の撮影、朝の五稜郭はうまく撮れるだろうか。
 そんな事を考えながらふと顔を上げたらともちゃんが自転車でこちらに向かっているのが見えた。 私はたばこを揉み消してともちゃんに駆け寄っていった…。

……以下省略。